ゼロカロリーの甘味料はどういうもの?

甘味料は、砂糖やハチミツなどのような天然由来のものと、天然の甘味を人工的に抽出したもの、人工的に甘味をつくりだしたものの3つに分類されます。
このなかで、ゼロカロリー甘味料として主につかわれているのは、天然の甘味を人工的に抽出した「合成甘味料」と呼ばれる甘味料です。「ゼロカロリー」と表示されていても、厳密には0kcalというわけではありません。100mlに対して5kcal未満であれば、「ゼロカロリー」と表示していいことになっています。
似たようなものに「カロリーオフ」というものがあります。こちらは、100mlに対して20kcal未満で表示することができます。つまり、ゼロカロリー甘味料は、カロリーが低い甘味料として認識しておきましょう。
身近にある「ゼロカロリー甘味料」の種類は?

よく見かける「ゼロカロリー甘味料」といえば、アスパルテームがあります。「パルスイート」という名称でおなじみなので、実際に食生活のなかで使っている方も多いことでしょう。
飲み物などに使われているのが、スクラロースという合成甘味料です。少ない量で強烈な甘みを出せるのが特徴で、砂糖の100倍以上とも言われています。
また、ガムなどでよく見かけるキシリトールや、ポカリスエットなどにつかわれているステビアなども、砂糖などの代わりとしてつかわれている甘味料です。しかし、これらはアスパルテームなどのような「ゼロカロリー甘味料」ではありません。
「ゼロカロリー甘味料」の意外な落とし穴とは?

ゼロカロリー甘味料は、少ない量でかなりの甘さを発揮します。そのため、ゼロカロリー甘味料に慣れてしまい、砂糖など天然由来の甘味料を使った甘いものを食べても、物足りなく感じることが少なくありません。
甘いものを食べてもその甘さに満足できず、結果的に甘いものを食べる量が増えてしまうことがあります。
また、ゼロカロリー甘味料がもつ中毒性は、麻薬として有名なコカイン以上とも指摘する研究があります。そのため、ダイエットのために天然由来の甘味料からゼロカロリー甘味料の甘いものを食べるように心がけると、逆に甘いものを手放せなくなってしまうのです。
ゼロカロリー甘味料は砂糖などと置き換えない

ダイエット中の息抜きやちょっとした空腹対策として、カロリーに気をつけながら甘いものを食べることは悪いことではありません。一見、カロリーが非常に低く、少量でしっかりとした甘みを発揮するゼロカロリー甘味料は、ダイエット中の味方に思えるかもしれません。
しかし、ご紹介したような落とし穴があるため、ゼロカロリー甘味料を砂糖などの天然由来の甘味料と安易に置き換えないように気を付けましょう。
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