そもそも、雑穀ご飯や玄米ご飯とは?

雑穀ご飯は、白米に麦や黒米、あわ、ひえ、きび、キヌアなど、複数の雑穀を混ぜて炊いたご飯です。 これらの雑穀には、白米だけでは不足しがちなミネラルや食物繊維が豊富に含まれています。
玄米ご飯は、白米の代わりに玄米を炊いたご飯です。 雑穀ご飯のように、白米に玄米を加えて炊いたご飯もあります。
白米と玄米の違いは、表面に糠(ぬか)がついているかどうかの違いがあります。 白米では、表面の糠を全部取り除いていますが、玄米は糠を取り除かないままの状態です。 糠には、ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれているため、白米を食べるよりも多くの栄養を摂ることができます。
雑穀ご飯や玄米ご飯は、白米よりもヘルシー?

カロリーの高い印象がある白米と比べて、雑穀ご飯や玄米ご飯はヘルシーなのでしょうか。
約ご飯茶碗1杯分の150gあたりのカロリーを見ていくと、白米252kcal、雑穀ご飯(十八穀)232kcal、玄米ご飯248kcalになります。 つまり、白米と比較して雑穀ご飯や玄米ご飯は、それほどヘルシーとは言いにくいのではないでしょうか。
雑穀ご飯や玄米ご飯がヘルシーだからと思って、ついつい食べ過ぎている方は、実は食べた分だけ多めにカロリーを摂っているかもしれません。
カロリーよりも「血糖上昇指数」に秘密が…!
カロリーでは白米と大差ない雑穀ご飯や玄米ご飯が、ダイエットに効果的といわれる理由は、どこにあるのでしょうか。
それは、血糖上昇指数の違いです。
白米と比較して、雑穀ご飯や玄米ご飯は血糖上昇指数が低いといわれています。 身体は、血糖値が上昇すると、インスリンを分泌して、ブドウ糖に変えて各細胞に送ります。 しかし、血糖値が高すぎることで、ブドウ糖が余ってしまい、体脂肪になってしまうのです。
雑穀ご飯や玄米ご飯は、血糖値の上昇を緩やかにさせ、ブドウ糖が余りにくくなるため、太りにくくなるというわけです。
雑穀ご飯や玄米ご飯で「太りにくい食生活」を!

白米と比べて、ヘルシーな印象がある雑穀ご飯や玄米ご飯がダイエットに効果的なのは、カロリーが低いからではなく、血糖上昇指数が低いことに秘密があります。 食事で摂ったカロリーを、体脂肪として体内に溜めこまないようにするためには、血糖値の上昇についても意識することが大切です。
緩やかな血糖値の上昇で太りにくい食生活を実現するために、さっそく今日から雑穀ご飯や玄米ご飯を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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