温活ダイエットとは?

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温活ダイエットとは、体温を上げて、痩せやすい身体を作るというダイエット方法です。
このダイエットは、体温が低い人におすすめです。温活をすることによって身体が温かくなるため、ダイエットの効果があるほか、身体の不調なども改善することができます。特に体温が35度台の人は、温活ダイエットをする価値は大いにあるでしょう。
効率よく動かせて、痩せやすい身体になるためには、体温が36.5度から37.0度くらいまで必要といわれています。そのため、冷え性の方やもともと体温が低い方は、温活をして痩せやすい身体を手に入れてくださいね。
体温が1度下がることで、基礎代謝も約12〜14%低くなってしまいます。基礎代謝は呼吸や心臓の鼓動、体温の維持など、ただ生活しているだけで消費されていくエネルギーです。そのため、少しでも体温を上げることを意識しましょう。
温活ダイエットの効果!温めて痩せる理由とは?
体温が低かったり、冷え性だったりする人ほど効果が出やすい温活ダイエット。
なぜ、温活がダイエットに効果的なのでしょうか。その理由をいくつかご紹介していきます。
温活がダイエットに良い理由その1:脂肪が燃焼されやすい

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体温が低かったり冷え性であると、血管が縮んでしまって、血液の流れが悪くなってしまいます。
しかし、温活ダイエットを行い体温が上がると、血管が広がって血液の流れが良くなります。
血液の流れが良くなることによって、身体の臓器の細胞にまでしっかりと酸素や栄養が運ばれるようになります。その結果、胃や腸などの臓器が活発に活動し始め、たくさんのエネルギーを消費し、脂肪が燃焼されるようになるのです。
温活がダイエットに良い理由その2:便秘が解消される

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便秘の原因は、お腹まわりの筋肉量が少なかったり、女性ホルモンが大腸の活動を抑制してしまったりなど、さまざまあります。じつは、その原因の中に「冷え」があるのをご存知でしたか?
身体が冷えていると、お腹周辺の血液の流れが悪くなってしまいます。そして、大腸が十分な活動をするために使う酸素や栄養が行き渡らなくなってしまうのです。その結果、大腸があまり動かなくなり、便秘となります。
便秘になると、お腹がポッコリするだけでなく、太りやすい身体を作り上げてしまいます。便秘になると、お腹が張るため食欲が減ったという経験はありませんか?
食欲がなくなることで、エネルギー代謝をするための栄養が不足し、身体がうまく代謝できなくなってしまうのです。その結果、代謝されなかった栄養が脂肪として身体につきます。
そのため、冷えを改善することで、便秘改善につながり、最終的に痩せやすい身体づくりへとつながるのです。なかなかへこまなかったポッコリお腹を解消することもできますよ。
温活がダイエットに良い理由その3:熱が発生する

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男性よりも冷え性気味の人が多い女性。
なぜ冷え性になりやすいのかというと、大切な臓器を外からの衝撃から守るために、筋肉よりも脂肪がつきやすくなっているからです。
男性は筋肉質の人が多く、女性はふくよかな人が多いというイメージはありませんか?じつは、こういった理由があったのです。
では、なぜ脂肪が冷えへとつながるのでしょうか。
それは、脂肪が熱を作り出すことができないからなのです。
一方、筋肉であれば、筋肉がエネルギーを使うため、熱を作り出すことができます。
そのため、筋肉ではなく脂肪がつきやすい女性は、冷え性の人が多いのです。
しかし、冷えがある人でも温活ダイエットを行うことで、身体の体温を上げて温めることができます。その結果、冷えている時とは違い、痩せやすい身体を作ることができるのです。
温活がダイエットに良い理由その4:代謝が上がる

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体温が下がると代謝が良くなり、体温が上がると代謝が悪くなります。
先程も触れたように、血液の巡りが良くなることで、体内に溜まった毒素や老廃物を流し出すことができるため、代謝を効率的に促すことができるのです。
そのため、代謝を阻害する原因である冷えを撃退して、代謝をアップさせ、ダイエットを成功させてくださいね。
冷えは太りやすくなる以外にも、さまざまなデメリットが・・・

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冷えは万病のもと。身体が冷えていると、太りやすくなるだけでなく、さまざまな不調を招いてしまいます。
身体が冷えているのにそのままにしてしまうと、このような不調が現れてしまいます。
- 血行がどんどん悪くなる
- 老廃物が身体の中に溜まる
- 肩や首が凝りやすくなる
- 疲れやすくなる
- 胃腸の調子が悪くなる
- 肌荒れしやすくなる
- 食欲がなくなる
- 眠りにくくなる
- 病気になりやすくなる
上記のような不調は身体全体に現れてしまいます。
また、女性の場合は、女性特有の以下のような不調も現れやすくなります。
- 生理不順になる
- 生理痛がひどくなる
そのため、冷えが気になる方は、温活でしっかりと身体を温めて、健康を手に入れてくださいね。
冷え始めは手や足先が冷たくなり、進行してくるとお腹や腰が冷たくなるといわれています。お腹や腰が冷える前に、手や足先が冷たいと感じたら温活を始めましょう!
温活ダイエットのやり方【食生活編】
ここまで、温活ダイエットによるさまざまなメリットをご紹介してきました。温活をするだけで、痩せやすい身体を作ることができる温活ダイエット。冷え性の方や体温が低い方には、ぜひとも挑戦していただきたい方法です。
では一体、温活とは、どのようなことを行うのでしょうか。
ここからは、具体的な温活ダイエットの方法を「食生活編」「運動編」「生活習慣編」の3つに分けてご紹介します。
全部で12の方法をご紹介していきますので、あなたにぴったりのやり方を見つけて、実践してみてくださいね。
温活ダイエットのやり方1(食生活編):栄養素を摂取する

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血行を促進してくれたり抗酸化作用のある食べ物を積極的に摂取していくのが、温活ダイエットの1つ目の方法です。このような効果がある栄養素を摂取することで、身体を温めてくれるのです。
血行促進は、血液の流れが活発になることによって、身体の臓器の細胞に栄養や酸素が運ばれるようになり、臓器の活動を活発にする効果があります。その結果、臓器がエネルギーをたくさん消費するため、脂肪が燃焼されやすくなります。
また、抗酸化作用は、身体の老化を促進して代謝を悪くしてしまう「活性酸素」と戦い、撃退してくれる効果があります。その結果、代謝が良くなり、エネルギーを消費し、脂肪を燃焼してくれるのです。
そんな嬉しいダイエット効果がある血行促進や抗酸化作用。このような働きをしてくれる栄養素は、以下を参照にしてくださいね。
ビタミンB群 | 代謝を活発にして、血行を促進してくれる効果があります。バナナやナッツ類、たまご、納豆、牛乳、肉などに多く含まれている栄養素です。 |
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ビタミンC | 抗酸化作用があります。レモンをはじめとしたフルーツやにんじんをはじめとした野菜、緑茶などに多く含まれている栄養素です。 |
ビタミンE | 抗酸化作用があります。ナッツ類やアボカド、ごま油などに多く含まれている栄養素です。 |
セレン | 抗酸化作用があります。カツオなどの魚介類や玄米、ねぎ、ニンニク、大豆などに多く含まれている栄養素です。 |
温活ダイエットのやり方2(食生活編):野菜スープを1品加える

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身体を温めてくれる野菜スープは、毎食一品メニューとして加えるのが理想的です。
身体を温めてくれる効果のあるにんじんや大根、ごぼう、生姜などを入れるのもいいでしょう。
野菜スープは、温活をしながら野菜もたくさん摂取して、ダイエット効果があるという優れものです。
さまざまな野菜スープの中でも特におすすめしたいのが「脂肪燃焼スープ」です。
この脂肪燃焼スープには、身体を温めてくれるにんじんのほか、抗酸化作用があるビタミンCを含んだキャベツ、同じく抗酸化作用があるビタミンEを含んだパプリカなどがたくさん煮込まれています。
そのため、「脂肪燃焼スープ」を食べることによって、温活の効果が見込めるのです。
簡単に作ることができるため、料理初心者の方にもおすすめします。このスープを飲むことで、身体が温まり血流が良くなります。
その結果、基礎代謝が上がって、脂肪燃焼がされやすい身体になるでしょう。
また、野菜の食物繊維により、便秘を解消する効果があります。そのため、ぜひ「脂肪燃焼スープ」を作って食べてみてくださいね。
温活ダイエットのやり方3(食生活編):白湯を飲む

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あなたは白湯を飲む習慣がありますか?
じつは、朝起きてコップ1杯の白湯を飲むことで、身体を温める効果があるのです。
内臓は朝起きた直後、温度が低い状態になっています。そこで、白湯を飲むことで、白湯の温度が内臓へと届き、温度が上がります。
内臓温度が上がるということは身体全体の温度も高くなり、代謝が上がります。
その結果、朝から体脂肪を燃やすことができるのです。
また、身体が温まると、血液やリンパ液が流れやすくなります。そのため、白湯を飲むことで、寝ている間に溜まってしまった水分や老廃物を身体の外へと排出する効果があります。
このように、余分な水分や老廃物の排出は、身体のむくみをとってくれる効果があります。
白湯は、身体を温めて脂肪を燃やしたりむくみを取るだけでなく、便秘を解消してくれる効果もあります。寝起きの腸は温度が低いため、動きが活発ではありません。
しかし、寝起きに白湯を飲むことで、腸が温められて活発に活動し始めます。その結果、便秘が解消されるのです。
寝起きに白湯を飲む温活ダイエットは、食事制限や運動などの負担もなく手軽にできる方法です。温活ダイエット初心者は、白湯を飲むことから始めてみましょう。
温活ダイエットのやり方4(食生活編):たんぱく質を毎食取り入れる

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筋肉や骨、皮膚、血液を作り出すのに必要な栄養素であるたんぱく質。じつは、たんぱく質には、身体の代謝を高めてくれる効果もあるのです。
身体の代謝が高まるということは、体温も高くなるということ。つまり、たんぱく質を摂取することは、温活ダイエットにもつながっています。
また、たんぱく質は、筋肉を強くしてくれる効果もあり、筋肉が多いほど基礎代謝が高くなります。そのため、痩せやすい身体を作ってくれるのです。
このような効果があるたんぱく質を毎回食事に取り入れることによって、身体が温まり、痩せやすくなります。
たんぱく質は、主にお肉に多く含まれています。牛肉や豚肉、鶏肉など、何を食べてもたんぱく質を摂ることができます。その中でも、ダイエットをしている方におすすめしたいのが鶏肉です。
なぜなら、鶏肉はお肉の中でも脂質が少ないためヘルシーな食材だからです。皮を避けて食べると、さらにカロリーカットすることができます。特に、鶏肉の中でも鶏ササミ肉がヘルシーですよ。
温活ダイエットのやり方5(食生活編):香味野菜をたくさん食べる

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生姜を食べると、身体がポカポカして、場合によっては汗をかくことがあります。また、唐辛子を食べると、辛味成分によって身体が熱くなり、汗がポタポタとたれてくることもありますよね。
このように生姜と唐辛子には、身体を温める効果があるのはご存知の方が多いでしょう。
じつは、ネギやニンニク、ニラのような香味野菜にも、血行の流れを良くして、身体を温めてくれる効果があるのです。
つまり、生姜や唐辛子、ネギ、ニンニク、ニラなどの香味野菜を食べることで、身体を温めて代謝を上げ、痩せやすい身体を手に入れることができるのです。
香味野菜の食べ方はさまざまですが、肉や魚などの主菜とともに食べてもよし。香味野菜を使った副菜を作ってもよし。あなたのお好みのレシピで、香味野菜をたくさん摂取してみてくださいね。
温活ダイエットのやり方6(食生活編):紅茶・ウーロン茶・杜仲茶を飲む

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発酵させて作られているお茶には、身体を温める効果があります。
紅茶やウーロン茶、杜仲茶などは、発酵されているため、温活ダイエットには最適な飲み物です。
最近では、トクホのお茶なども増えています。ぜひ、温かいお茶を飲んで、身体を温めてくださいね。
温活ダイエットのやり方【運動編】
食生活の温活ダイエットのやり方はいかがでしたでしょうか。
簡単に実践できるものも多いため、毎日の生活に取り入れてみてくださいね。
さて、ここからは運動による温活ダイエットの方法をご紹介していきます。
身体を動かすため、普段あまり運動をしない方にとってはつらいと感じるかもしれません。
しかし、運動は身体を温めることと直結しているので、効果が高い温活ダイエットですよ。毎日少しずつ実践して、身体を慣らしてくださいね。
一気に頑張りすぎてしまうと、続かないことが多くなります。ポイントは、「無理しすぎずに少しずつ」運動をして身体を温めてくださいね。
温活ダイエットのやり方7(運動編):筋トレで筋肉を育てる

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脂肪は熱を発生させることができませんが、筋肉は動かす時にエネルギーを消費するため熱を発生させることができます。そのため、筋肉が多いほど、熱を作り出して、身体を温かく保つことが可能なのです。
また、筋肉を増やすことで、基礎代謝を上げることができます。基礎代謝は、体温を維持したり心臓を動かしたり、生活するだけで消費されていくエネルギーです。つまり、基礎代謝が上がることで、1日の消費カロリーは相対的に上がっていくのです。
筋肉をつけることで、身体を温かく保ち、基礎代謝を上げる効果があります。そのため、筋トレを行い、筋肉を育てていきましょう。筋トレは1日にして成らず。継続して行うことで効果を発揮します。
温活ダイエットのやり方8(運動編):有酸素運動で脂肪燃焼

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有酸素運動は、酸素をたくさん取り込む運動です。そして、筋肉を動かすために身体の中にある脂肪や血糖が、酸素とともに使われて脂肪が燃焼されていきます。このような流れの中で、体温も自ずと上がっていくのです。
つまり有酸素運動は、温活ダイエットには欠かせない運動だといえるでしょう。
有酸素運動を代表するのは「ウォーキング」と「ジョギング」です。「ウォーキング」は歩く運動のため負荷が少なく、「ジョギング」は走る運動のため負荷が大きくなります。
有酸素運動の初心者は、いきなり「ジョギング」を行うのではなく、「ウォーキング」から挑戦するのがおすすめです。
では、「ウォーキング」と「ジョギング」、それぞれのポイントをご紹介していきますね。このポイントを抑えて、温活ダイエットに効果的な有酸素運動を行いましょう。
ウォーキングのポイント
- 猫背にならないように姿勢を正し、目線はまっすぐ前を向きます。
- かかとから着地し、親指の先を使って地面を蹴るように歩きます。
- 腕を大きく振りながら歩きます。
- ランニングにならない速さで、早歩きをするのがおすすめです。
ジョギングのポイント
- いきなり走ると身体を痛めてしまう危険があるため、準備運動を行いましょう。
- 猫背にならないように姿勢を正し、目線はまっすぐ前を向きます。
- かかとから着地し、親指の先を使って地面を蹴るように歩きます。
- おしゃべりできるくらいの無理をしないペースで走りましょう。
温活ダイエットのやり方【生活習慣編】
温活ダイエットのやり方を食生活と運動に分けてご紹介してきました。次は、生活習慣編です。
普段何気なく過ごしている毎日ですが、ちょっとしたことを心掛けるだけで、身体を温めることができるのです。できそうなことから取り入れてみて、生活習慣にしてくださいね。
そうすることで、温活ダイエットはさらに成功しやすくなるでしょう。
温活ダイエットのやり方9(生活習慣編):朝ごはんを食べる

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慌ただしい朝。みなさんはしっかりと朝ごはんを食べていますか?
時間がないからといって朝ごはんを食べていない方、もしかしたら身体の冷えは、朝ごはん抜きが原因かもしれません。
なぜなら、眠っている間、内臓は休眠モードになっているからです。
朝起きて朝ごはんを食べないと、内臓は休んだ状態のままになってしまうのです。
しかし、朝ごはんを食べて、内臓が活発に動き始めると、代謝も高まっていきます。そのため、身体が温まり、痩せやすい身体を作ってくれるのです。
また、朝ごはんを食べることで、腸も活発に活動し始めます。それにより、便秘も解消することができますよ。
朝ごはんを食べることは、身体を温め代謝を高めて、便秘も解消するだけではありません。生活リズムを整える効果もあるのです。
人間の体内時計を正常にするためには、朝起きたら太陽の光を浴びたり、朝ごはんを食べることが重要です。
時間がない朝だからこそ、しっかりと朝ごはんを食べることで、痩せやすく健康的な1日のスタートを切ることができるのです。
朝ごはんには、身体を温める効果がある食材を取り入れましょう。にんじんやネギ、ごぼう、かぼちゃ、レンコン、生姜、ニラ、山芋、ふき、こんにゃくなどは、身体を温める効果があるといわれています。
そのため、朝に積極的にこれらの食材を食べることによって、さらに温活ダイエットの効果を見込めるでしょう。
「朝は食欲がないから食べられない・・・」という方もいるのではないでしょうか。
そんな方は、前日の夕食の量を減らしましょう。消化が良い食材を食べるのもおすすめです。そうすることで、朝起きたら空腹を感じ、朝ごはんを食べることができるようになるはずです。
温活ダイエットのやり方10(生活習慣編):お風呂・サウナであたたまる

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温かいお湯にゆっくり浸かるお風呂や、暑い部屋で過ごすサウナは、身体を芯から温める効果があります。そのため、シャワーだけで済ませずに、お風呂やサウナに積極的に入るようにしましょう。
身体を温める効果の高い入浴の仕方を2つご紹介します。
まずは、半身浴です。
半身浴とは、38~40℃くらいのぬるめに設定したお湯に、みぞおち以下の下半身を入れるという入浴方法です。
この状態で20分以上浸かるのが理想的です。
この半身浴は、身体を芯からゆっくりと温めることができるため、リンパ液や血液の流れが良くなり、代謝が高まります。その結果、痩せやすい身体を作ることができるのです。
温かくなって汗をかくため、汗とともに身体の中に溜まった老廃物を排出することができ、むくみも一緒に解消する効果もあります。
また、ゆっくりとお湯に浸かることにより、精神を安定させてリラックスする効果もあります。「最近疲れているな」と感じる方は、半身浴で温まってリラックスしてみてはいかがでしょうか。
次に、腰湯です。
腰湯とは、43~47℃くらいの熱めに設定したお湯の中に、おへそから下の部分を浸ける入浴方法です。
5~15分ほど入るのが理想的なため、お湯に長く浸かることが苦手な方は、腰湯をすると良いでしょう。
短時間ですが熱めのお湯に浸かることによって、身体を温めて汗をかくことができます。むくみも解消することができますよ。腰湯は、骨盤周辺を温めるため、冷え性や生理痛などにも効果があります。
また、健康的に身体を温めるためのサウナの入り方もご紹介します。
それは、サウナに入って10〜15分ほど経ったら、外に出て水風呂などでクールダウンするということです。そして、またサウナに10〜15分ほど入る、というのを4回くらい繰り返しましょう。
長時間サウナに入ったままでいると、脱水症状なども起こしやすく、危険な状態になってしまいます。しかし、ご紹介した方法でサウナに入ると、健康的に身体を温めることができますよ。
半身浴や腰湯、サウナ、いずれにしても、水分補給をしっかりと行うことを心がけましょう。ご自身の健康状態に気を遣いながら、健康的に温活ダイエットを行ってくださいね。
温活ダイエットのやり方11(生活習慣編):早寝早起き

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みなさんは何時に寝ていますか?何時に目が覚めて活動を開始していますか?
遅寝遅起きだという方、冷えの原因になっているかもしれません。
なぜ、遅寝遅起きが、冷えにつながってくるのでしょうか。それは自律神経が鍵を握っています。
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。「交感神経」は、昼間活動しているときに主に働いている神経です。一方、「副交感神経」は、夕方以降に休んでいるときやリラックスしているときに主に働いている神経です。
暑いと感じると汗をかいて熱を逃し、寒いと感じると熱を発生させて身体を温める。こういった身体の温度のバランスを保つのも、自律神経が行なっています。
しかし、遅くまで起きているという方は、本来「副交感神経」の時間である夕方から夜が、「交感神経」メインに活動してしまっています。その結果、自律神経が乱れてうまく体温調節できなくなってしまうのです。そして、冷え性になりやすくなってしまいます。
また、睡眠不足は代謝が低下してしまいます。そのため、早寝早起きをして生活にメリハリをつけ、自律神経を整えることが重要なのです。なかなか寝付けないという方は、寝る前に温かい飲み物を飲んだり、湯船に浸かってゆっくりと身体を温めてみるのがおすすめですよ。
温活ダイエットのやり方12(生活習慣編):アルコールを飲みすぎない

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アルコールを飲むと、体がじんわり温まる感覚がありませんか?
顔は赤くなり、暑いと感じることもあるでしょう。このことから、一見、アルコールは身体を温めるのに有効な飲み物と思われがちです。
実際、アルコールは血管を広くして血液が流れやすい状態を作るため、一時的に身体を温めることができます。しかし、アルコールに身体を温め続ける持続性はありません。つまり、一時は身体が温まりますが、後でお腹を中心として冷えやすくなってしまうのです。
そして、アルコールを摂取すると、肝臓でアルコールを分解するために、たくさんの水を使います。すると、身体の中の水分が減ってしまい、血液の中に含まれている水分も減少します。その結果、血液の流れが悪くなって、身体が冷えやすくなってしまうのです。そのため、アルコールは飲み過ぎないようにするのが、温活ダイエットのコツです。
また、アルコールには利尿作用があります。利尿作用があるということは、肝臓でのアルコール分解と同じように、身体の水分を減少させることにつながります。身体の水分がなくなってしまうということは、血液中の水分も減少させて血液の流れが悪くなり、身体を冷やすことになります。
ここまでアルコールが身体を冷やしてしまうことについてご説明してきました。
では、アルコールを摂取することで、身体の冷えしか招かないのでしょうか。お酒を飲むなら、摂取するお酒を選ぶことが重要になります。
そこで、身体を温めてくれる効果があるアルコールの種類をご紹介しますね。
- ホットワインや熱燗、お湯割り
ワインや日本酒、焼酎は、温かくして摂取することができます。温かい飲み物を飲むと、身体もだんだんと温かくなってきますよね。そのため、アルコール摂取時の温活に効果的なのです。ワインや日本酒、焼酎が好きだという方は、温めて飲むといいでしょう。
温活ダイエットでポカポカの身体を手にいれよう!

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体温が低かったり、冷え性だと、痩せにくい身体になってしまいます。そのため、温活を行って、ポカポカの身体を手に入れましょう。痩せやすく、健康的な体質に変化してくれますよ。
ご紹介した12個の温活ダイエットのうち、挑戦しやすいものから始めてみてくださいね。温活を生活習慣にすることで、冷え知らずのスレンダーな身体に一歩ずつ近づけるはずです。低体温、冷え性とはもうおさらばしましょう!
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